実は秋田県にお迎えに伺える範囲にTSRメンバーはおらず、センターへ問い合わせをしても、職員の方からご丁寧に今の状況をお伺いさせていただいても、八方ふさがりであることには変わりありませんでした。
なんとか、地元のボランティアさんはおられないだろうか、そちらで預かっていただくことができないならせめて引き出しにお力添えいただけないだろうか・・・勢いだけで「いぬ・ねこネットワーク秋田」様へ飛び込みのメールを送らせていただきました。
一途の望み・・・ありがたいことにすぐにお電話いただきました。
実は秋田県はそのころボランティアへの門が開き始めたところ、これから、という段階だったそうです。なにも知らずに地元の方のお力添えがあれば、なんとかなるかも?とセンターへの問い合わせも行ってしまいました。
一歩間違えばセンターの方からみたボランティアの印象を悪くしてしまう可能性もあったかもしれません。
県外のボランティア団体へ、センターとの調整や空輸の段取り、本当に「いぬ・ねこネットワーク秋田」さまにはお世話になりました。
そしてアルビンは 飛行機に乗って、秋田から北海道にやってきてくれました。
預かりさんは、白、の意味がある アルビンと新しい名前を 付けてくれました。
白内障もあり、あまり視力はありません。でも彼はあたらしい環境にめげることなく柔軟に適応し、預かりさんちのロイくんとも そこそこの距離を保ちつつ、預かりさんちの愛情をたっぷりうけて、これぞTSRの預かりシュナ、どんどんかわいく、そして穏やかな表情になってきました。
去勢手術もすませ、アルビン子ちゃんに。おうち探し直前にホワイトシュナだと思っていたアルビンが白いS&Pだったことが判明したのはご愛敬。
札幌のボラトリさん、そしてホリスティックケアカウンセラーさん、たくさんの方々に支えられて、アルビンは立派なおうちシュナに大変身しました。
アルビン模型店 福店長 就任
アルビンパパ
この度はアルビンとのご縁をいただきありがとうございました。
TSRさんを知るきっかけはペットの介護士に興味があり、たまたまネットで ペットの・・・で検索したらペットのおうちという里親募集のサイトを見つけ偶然アルビンを出会いました。
自分は2度のペットロスを経験し、もう生き物を飼うのはやめようと思っておりました。
でも勇気をだしてもう一度の思いで応募したのを覚えております。
当時は同居の両親の許可なく応募したのでドキドキしました(笑)
お見合いのときは、とてもおとなしい感じでお手やおすわりなども初めてなのにしてくれてお利口だなと思いました。
トライアルで迎えに行ったとき、うって変わってワンワン吠えられてビックリしました(;゜Д゜)!
今思えば預り親さんの家から離れたくない一心での必死の抵抗だったと思います。
先住犬のロイ君と一緒になって 「帰れ帰れ」って感じでした(笑)
あの悲壮感漂う顔は今でも忘れません。
それからは寒いせいもあってこわばった写真が多いですが、昨年の12月24日に正式譲渡が決まり「今日から 逢坂 アルビンだよ」と言った辺りから柔らかい顔を見せてくれるようになりました。
今ではお店の副店長に就任し部下も一人出来て、公私仲良く過ごしております。
これからはアルビンとともにTSRで保護活動に邁進する思いです。
本当にありがとうございました。
ありがたいことにアルビンパパは今やTSRメンバーさんです。
実はTSRメンバーの中には里親さんを経て 活動に参加してくださった方がアルビンパパ以外にも!
どんな入口であれば、TSRのことを知っていただく機会があって、今の私たちの活動を隠すことなく見ていただき、その結果がこうやって実を結んでいく・・・本当にシュナ達以上に幸せにしていただいているのは私たちかもしれません。
アルビン!副店長=福店長!頑張って看板わんこしてね!
アルビンパパこれからはメンバーさんとしてもよろしくお願いします。

